土の仕事 その②

10年以上前に、ある人から電気窯を始め陶器作りの道具や材料を譲っていただいたことから土のもの作りが始まった。

ほとんど陶芸の技術や知識、経験が無かったから、逆にそれでも出来ることはと行き着いたのが、石こう型を使って器を作る『鋳込(いこみ)成型』と粘土を板状の“たたら”にしてナイフでカットして作る方法。そこからいろんな実験と失敗を(今でも)繰り返しながら少しずつモーネのカタチが出来て来ました。

 

『陶のブローチ』は、今の季節にと明るい色で仕上げたもので、地元の暮しの森にある“雑貨屋 Bouton”さんと米子(鳥取)の“'tis clay”さんへ。

 

白と黒の大小の陶板『切りとるカタチ』は、先に書いたモーネの土のもの作りの始まりから続く土のプロダクト。

切りとるカタチ』が使われている画像を見てとオーダーをいただき久しぶりに制作することに。

土を板にして切る、そんなシンプルなもの作りが土の仕事の原点だとあらためて。/seiken工作所*