切り抜き通信寺子屋

大学の授業が終わり、通信寺子屋も今月が最終回。

送られてくる1年生と2年生の切り抜き通信と記録ノート通信のノートと向き合った12月。

最終回は、いつもより書きたいことがいっぱいいっぱいあって、ペンのカートリッジを4本も交換した。

 

切り抜き通信の1年生は、一年間切り抜いたノートから私が選んだページをそれぞれ10枚のポストカードに。

縮小拡大して切り取ったポストカードに、気付いてなかった自身の個性に気付いてまたもの作りがさらに回転し始めるといいな。

 

切り抜き通信の2年生の最終回は、20ページの本を仕上げてくれた。

秋から、本の構成や試作を繰り返して出来上がった本は、ページをめくった時の流れやページの余白も意識されていた。

好きだと思うこと興味があることを、切り抜きを通じて試行錯誤しながら続けた2年間は、専門的にアートを学ばなくてもそれぞれの個性を形に出来るようになると、一人一人の本を開きながら今年もいっぱい感動した。

 

 

卒業生対象の記録ノート通信、30人がそれぞれアナログで記録し続けたいことをノートに記す。

 

日々触れた植物と想像の草花を言葉と紙で切り取る記録は、ビジュアルの俳句や短歌みたいに感じる。

 

毎週1回の妹さんと甥姪さんたちに作った3人分のお弁当の記録は、写真でも残しているそうだけど、2年間の記録ノートを見返すとアナログ記録の方が印象が切り取られてると感想を伝えてくれて、うなずく。

 

80代の方の日々の記録は昔の「暮しの手帖」のようで、毎月読ませてもらうのがほんとうに楽しみ。時々ノートのレシピをお願いしてコピーさせてもらっている。

 

毎朝、家族分の野菜や果物のスムージーを欠かさず作るそうで、材料の絵と時々スムージーの入ったグラスの写真も入る。

少し大きめの単語帳に記録されているのも似合っているなと思う。

 

私もみんなもこれでいいのかと毎回迷いながら、でも諦めずに続けるから生み出せるそれぞれのもの作り。

今年も心から歓びを感じさせてもらえた3つの通信寺子屋の最終回。

今日、最後のノートをポストに投函して今年の仕事納め。

みんな、一年間紙の交信ありがとう!!!